カウントダウン
年明けカウントダウンをビーチでするなんて1年前は思いもしなかったが、
2019年の年明けは、プーケットのパトンビーチで行うことになった。
ビーチではダンスミュージックで盛り上がる人、
お酒を呑んで騒ぐ人、スプレー式の紙ふぶきみたいな物を通行人にかけて喜んでいるアホな人、花火を打ち上げている人、ランタンを空にめがけて飛ばして願い毎をしている人、カウントダウンを待ちわびてビーチで座っている人、それぞれ思い思いでパトンビーチを過ごしている。
我々は、紙式ランタン飛ばしに挑戦してみた。140バーツで売り子からランタンを購入。200バーツと言われていたが値切りに成功!自分のケチさを再確認した。しかし、ライターは売っておらず、客のことを考えていないクソ売り子野郎だと感じた。近くの外国人にライターを借りてようやくランタンに火を灯した。数分後、ランタンを夜空へ飛ばすことができたが、お願い事などすっかり忘れていた。飛ばす行為に自己満足してお願いなどどうでもよかったのだと痛感した。
インスタ映えを目指す人はきっとこんな心境なんだろう。やればいい!映えればいい!
ランタンの紙部分に火が燃えてしまい、夜空に飛ぶことなく灰にさせる人もいた。
"ランタンを燃やしたぜ!"
これもきっとインスタ映え。
ちなみに、私が飛ばす時、彼女に動画を撮ってもらった。どうでもいい砂浜や夜空が撮れておりランタン飛ばしの様子は撮れていなかった。火が怖かったらしい。彼女はインスタ映えに向いていない性格なのかもしれない。と知ることができた。
カウントダウンがはじまり、花火が次々と上がる。四方八方いたるところで花火が打ち上がった。
好きなタイミングで好きなようにそれぞれが打ち上げる。
どこで打ち上がるか分からない花火。次はすぐ後ろで打ち上がるかもしれない。暴発するかもしれない。そんな恐怖の年明けだった。
横を見れば、ランタンに火をつけて飛ばそうとしている人がまだいた。ハッピーニューイヤーを祝う花火がボンボン上がる。カウントダウンも出来ずにランタンに必死なカップル。間が悪い大賞をあげたくなった。しかし、花火には驚く様子もなく見事にランタンを飛ばしていた!
米津玄師がこの光景を見たらどんな打上花火になるだろうか。。。